四国八十八箇所 高知編
トラッカーの距離でいくと、266km、6日間。
徒歩遍路のご参考には全くならないのです。どうせ区切り打ちなんだから、区切りうちでしか出来ないことをやろうと思ってこんなことになりました。それでも、私としては概ね100%楽しんだ遍路でした。
遍路というのは、お寺があって、それをつなぐ道があって、それだけです。そこで何をするかは人それぞれ。歩いて周ったり、車で回ったり、自転車、公共交通機関、バイク等々。
弘法大師がその人にあったやり方で招待するのです。私の場合は「武は歩く姿である」ということも兼ねての遍路ですので、ひたすら歩き方を考えながら歩くというものです。
去年の反省を踏まえて、ムーンスターのスカスカの通気性の良い、ぺらぺらで軽い靴を履いていったので、足の裏の水ぶくれはほとんどできず、非常に快適でした。
ただ、アスファルトを歩くと、微妙な傾斜で右足の外側、左足の内側の筋が痛みました。山道のほうが楽勝です。
膝への衝撃の緩和の仕方なんかを勉強しました。膝に衝撃が加わる前に衝撃を別の場所に逃がせばよいのです。なるほど。
高知室戸へ向かう日の朝日です。太平洋から昇る朝日はすごいよー
もう、とにかく太平洋。水平線。一日中水平線。途中バイクで来て接待して頂いたお兄さん、有難うございました。
今回の一つの目的。空海が虚空蔵求聞持法を完成させた場所。なんとなくわかったのは、悟りを開くにはこういうジオなエネルギーがある場所のほうがやりやすいのかもしれないということ。もうひとつは、別にここじゃなくてもいいということ。たまたま空海の場合はここがぴったりでした、ということ。